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ガーナのアブイ・チタ村に学校を建設! 280 名の子どもたちに教育を!

我々はガーナ南東部のボルタ州サウス・ダイ郡にあるアブイ・チタ村に暮らす人々と出会いました

我々が、アブイ・チタ村を訪れたのは、今から 1 年ほど前のことです。広大なボルタ湖に面し、ガーナでは珍しく山もあり、緑豊かな美しい地域です。この村には、約 1000 人の人々が暮らしています。家は、土壁に茅葺屋根が一般的で、電気は通っていますが水道はなく移動手段も徒歩のみ、という貧しい村です。

家の仕事を手伝う子どもたち
家の仕事を手伝う子どもたち
村の人たちとミーティングを重ねました
村の人たちとミーティングを重ねました

そのため、学校もありません。この村では、明日を生きるため、小学生に満たない程の子どもたちが親の農業を手伝ったり、マーケットへ出稼ぎに行くなど、学校に行くことなく働く日々が続いています。

その後、村人たちとコミュニケ−ションを交わす中で、「子どもたちに教育を!」と願う大人たちが多い事が分かりました。しかし貧困から、その願いを叶えることは難しい状態です。

こうした村人たちの思いを受け、我々は「もし、自分の子どもが学校に行くことができなかったら」と想像し、彼らの願いを叶えるため、そして子どもたちに教育を届けるため、「この地に学校を建てよう!」と決意しました。

アブイ・チタ村が抱える課題を 1 つずつ解決し「村のみんなが集い、村のみんなで作る」そんな学校づくりを目指して!

「Chocolate School」概要(下記を含めた、20 室程を新設予定です)

◇ 小学校 6 室(220 名ほど在籍予定)
1 年生から 6 年生までの 6 つの教室があります。雨の日でも、風が強い日でも、授業を行うことができます。

◇ 幼稚園 2 室(60 名程在籍予定)
年中、年長の 2 つの教室があります。幼稚園生の教室はいつも賑やかなので、小学校の子どもたちが集中して勉強できるよう、幼稚園とは離れたブロックにつくられています。

◇ パソコン室
今ガーナでは、ICT 教育に力を入れています。しかし、田舎の学校ではパソコンが 1 台もなかったり、あっても壊れていたりして使えないことがほとんどです。パソコンのスキルを身につけることで大人から子どもまで世界が大きく広がります。

◇ 職員室
先生たちのための部屋。職員会議をしたり、授業のための準備をしたり、大切な教材や資料の保管にも使う場所です。

◇ 職員の寄宿舎
アブイ・チタ村には先生たちが住める場所がありません。交通の便の悪いこの地域では、予定通りに授業を進めていくことはとても難しいです。先生たちが平日この寄宿舎に滞在することで、授業のための時間を確保し、より良い教育を行うことができるようになります。

◇ 食堂
ガーナではまだめずらしい給食制度を導入し、子どもたちが授業の合間に食事をする場になります。お金を持って来られるわずかな子どもたちだけ、食べ物を売りに来るおばちゃんたちから買って食べることができますが、ほとんどの子どもたちは午後の授業が終わるまでお昼ごはんを我慢しています。

学校は子どもたちが通い、大人になるためにたくさんの事を学ぶところです。ですが我々は、「新しい学校が子どもたちだけでなく、大人たちそして村のための学校になればいいな」と願っています。それは、学校が子どもの勉強をするだけの場所ではなく、大人たちも集まるコミュニティーの場であったり、一緒にアクティビティーをする場であったりするべきだと思うからです。

大人たちも学校に参加しながら、学校と村全体で子どもたちを見守る学校になれば、地域全体が賑やかになるでしょう。アブイ・チタという場所だからできる、他にはない特別な学校を作っていきたいと考えています。

学校の模型です
学校の模型です
過酷な環境でも笑顔が絶えない子どもたち
過酷な環境でも笑顔が絶えない子どもたち

是非、一緒に子どもたちの夢と笑顔が溢れるアクションを起こしてください!

現地で毎日を生き抜いている子どもたちは、家族や家を失った子ども、親がエイズやアルコール中毒の子ども、家族から虐待を受けている子どもなど、それぞれに厳しい事情を背負っています。

こうした生活の中で、子どもたちは教育の機会を与えられないまま、多くのことを諦めることに慣れ、ただ黙々と苦しい現実と向き合って大人になります。明日を生きるため、子どもたちは仕事と出会いました。しかし、夢とはまだ出会ったことがない子どもたちがたくさんいます。

しかし、教育の機会を届けることで、子どもたちは、これまで知らなかった世界を知ることができます。

そして、好奇心や疑問を育て、発想力を生み出すことで、持つことすら知らなかった夢に気づき、持った夢を諦めることなく追いかけることができます。「未来を担う子どもたちに必要な学びの機会を提供し、彼らの心の中に希望を育て、未来を変えるための努力を後押ししてあげる」ことこそが、この学校の意義です。

そんな子どもたちに、夢に少しでも近づいてもらうためにも、教育を受けるチャンスを広げることは、とても大きな意味を持っています。またこの新しい学校が、子ども達だけの場所になることなく、コミュニティの中心という役割を担うことで、子どもの頃に満足のいく教育を受けることができなかった村の大人たちにとっても、基礎教育の大切さに気づくきっかけになると思います。

そして、大人たちが今一度子どもたちの将来について考えるきっかけとなるだけでなく、彼ら自身の可能性も広げることができると信じています。 我々は、現在も現地の人々と共に、村の大人も子どもも集えるような、みんなの学校を目指しプロジェクトを進めています。

みんなで手を取り合って学校を育てていきます
みんなで手を取り合って学校を育てていきます
アフリカの子どもと共に
アフリカの子どもと共に

銅冶勇人 プロフィール

特定非営利活動法人 Doooooooo 代表理事 株式会社 DOYA 代表取締役社長
1985 年 8 月生まれ
東京都出身
2008 年 3 月 慶應義塾大学経済学部 卒業
2008 年 4 月 ゴールドマンサックス証券株式会社 金融法人営業部 入社
2010 年 11 月 特定非営利活動法人 Doooooooo を創立
2014 年 11 月 ゴールドマンサックス証券株式会社 退職
2015 年 1 月 株式会社 DOYA 創立 代表取締役社長就任
2015 年 9 月 アパレルブランド「CLOUDY」創設

予算使途

ガーナのアブイ・チタ村に建設中の学校建設費に充てさせていただきます。

学校完成後は、学校の運営費、子どもたちの給食費、制服代のランニングコストに充てさせていただきます。

考えられるリスク

ガーナ現地の工事現場状況により、11 月完成予定の日時が遅くなる可能性があります。